娘は早産で生まれました。
24週で生まれた、超低体重出生児(1000g以下で生まれた赤ちゃん)です。
原因は子宮内感染です。
私は、子宮頚部が短く、早産のリスクがある体質でした。
それが早い段階でわかっていたので、子宮頚部を結ぶ手術をしました。
それが災いとなり、子宮内感染を起こしてしまいました。
21週で破水、このまま陣痛がきてしまったら赤ちゃんは助けることができない。覚悟を決めた状態でしたが、娘はお腹の中で頑張り、24週までがんばって耐えてくれました。
切迫早産での入院生活はコチラから→(Amebloです)
24週で生まれるリスク
赤ちゃんは通常、40週お腹の中にいて、体の機能、運動機能などを成熟させていきます。
24週で生まれた娘は数々の心配事がありました。切迫早産の入院中、そんなことが起きる可能性があるのかを徹底的に調べました。
呼吸器、脳、心臓、目、腸、全てにおいて未熟なので。心配事が多々ありました。
調べれば調べるだけ不安になる。それでも絶対安静の中、調べることはやめることができませんでした。
生まれたあとの私のメンタル状態とICU
帝王切開の手術1日目でNICU(新生児集中治療室)にすぐ会いに行きました。
お腹は痛すぎて、脂汗を書きながらICUを受けました。
色々な質問をしたと思います。(痛みで記憶が飛んでます…)
ただ感じたことは、「医師と娘の生命力を信じるしかない。」
未熟児で生まれた子は72時間以内に重篤な合併症が起きやすいと言われています。
特に脳出血、肺出血。これらが起こらないように鎮痛剤を使用して、赤ちゃんを落ち着かせます。
その他にも、消化管穿孔、消化管出血、壊死性腸炎、未熟児網膜症などたくさん注意しなければならないことがあります。
「気が狂いそう」
話を聞いていて率直に思いました。
娘ちゃんの状態
新生児遷延性肺高血圧症
新生児遷延性肺高血圧症とは、肺につながる動脈が出生後も狭い(収縮した)状態が続くことが原因で、肺に十分な量の血流が行きわたらず、結果的に血流中の酸素量が不足する重篤な病気です。
「MSD家庭版マニュアル」様より引用
生まれたときに、呼吸がうまくできなく仮死状態で生まれてきました。人工呼吸器で命をつないだものの、予断が許されない状態でした。一酸化酸素を吸入、薬を投与することで少しずつ安定することができました。
動脈管開存症
動脈管開存症は、心臓の先天異常の1つで、胎児の肺動脈と大動脈をつなぐ正常な血管が出生時に閉鎖しない場合に起こります。
「MSD家庭版マニュアル」様より引用
普通赤ちゃんは産まれて産声を上げることで、自然と動脈管を閉じることができますが、泣くことのできない未熟児の赤ちゃんは、薬をつかって動脈管をとじる方法を取ります。
ただ、薬を使ってもうまく閉じなかったり、閉じたと思っていても開いてきたりと、不安定になる場合もあり、その場合は動脈管を閉じる手術を行います。
娘は薬がうまく効いてくれたようで、動脈管は手術をすることなく、閉じることができました。
貧血
早産で生まれた赤ちゃんは貧血になりやすく、とくに出生体重が2000g以下の赤ちゃんには貧血が多く見られます。これは、血液をつくる働きが未熟なことが原因です。
「Benesseたまひよ」様より引用
貧血は輸血をすることで回避することができました。
生まれてすぐ輸血をさせてしまったことに申し訳なさをすごく感じました。
そして献血をしてくださった方にとても感謝しています。
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